デスカンファレンスを行いました with あおい訪問看護ステーション
4月の開院当初から担当させていただいていた、ある末期がんの患者さん。
あおい訪問看護ステーションの皆さまとも連携しながら、診療にあたってきました。
先日、ご自宅でたくさんのご家族に見守られながら、穏やかな表情で最期を迎えられました。
ただ、そこに至るまでには、ご家族それぞれにさまざまな想いがあり、葛藤もありました。
僕たちは、患者さんの診察や治療だけではなく、ご家族へのサポートも大切にしています。
在宅医療では、患者さんの生活のすぐそばで診療を行うからこそ、ご家族もまた医療・介護を支える大切な存在です。
しかし、僕たちが診療に伺う時間だけでは、患者さんご本人やご家族が抱えている想いや変化を、すべて把握することはできません。
そうした中で、日々ご家族と関わりながら看護をされている訪問看護師さんからいただく情報は、私たちが目指す「患者さんやご家族の想いに応える在宅医療」を実践していくうえで、とても貴重なものです。
今回のカンファレンスでも、「実はご家族はこう感じていた」「ご家族の中ではこういったことが気になっていた」といった、診療の場だけでは気づくことのできなかったお話を伺うことができました。
訪問看護師さんが、患者さんの体調やメンタル面の変化だけでなく、ご家族の雰囲気や想い、価値観まで丁寧に捉えてくださっていることを、改めて感じました。
そして、そうした大切な情報を、僕たちへも気軽に共有していただけるようにするにはどうしたらよいか。
今回のカンファレンスでは、そんなことについても参加者みなで話し合いました。
患者さんやご家族との一つひとつのご縁を大切に胸に刻みながら。
そして、こうしたカンファレンスを通して、顔の見える関係を築き、よりよい連携の絆を育てていく。
その積み重ねが、これから出会う患者さんやご家族への、よりよい在宅医療につながっていくのだと思います。
これからも、患者さんご本人だけでなく、ご家族の想いにも寄り添える在宅医療を、地域の皆さまと一緒につくっていきたいと思います。
